移動・フライト(コラム)

第4局となる航空グループ「大新華航空」と海南航空

ここ数年、中国の航空会社は名前も覚えられないほど沢山あった。


群雄割拠の状態から、徐々に集約や統合が進んできているが、昨年末、海南航空を中心にした第4局の航空グループ「大新華航空」が誕生した。


中国では既に、中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空が3大グループを形成しているが、大新華航空は国内で4番目に大きな規模となる。


このグループは、海南航空、新華航空、山西航空、長安航空の4社の統合により設立されているが、当面、海南航空が主要幹事の様な形だ。その証拠に海南航空だけは名称を変更せず大新華航空と並列し(名称を使いわけて)運行するとのこと。


海南航空と聞くと、おそらく殆どの人は海南島ローカルの航空会社だろうと思うだろうが、実態は全く違う。海南航空のコードはHUだが、三亜や海口と全く関係の無い空港の路線でよく目にする。例えばハルピン-北京とか、浦東-西安とか、海南島とは全く関係無い路線が並んでいる。


実は、統合して生まれる大新華のハブ空港は「北京首都空港」であり、単なる地方路線専門の小規模航空会社ではないことが解る。


海南航空は経営者が優秀なのか、マーケティングやブランディングに非常に力を入れている。筆者は海南航空のマイレージ会員だが、登録しているメールアドレスには、随分前からお得情報やプロモーションの情報がメルマガの形で来ていているし、主観だが、機内サービスも良い方に入ると思う。実際、海南航空のウェブサイトを見てもらっても解るが、かなり充実した内容で驚く。


中国の航空業界では、北京オリンピックも含め、今後の一気の需要拡大が見込めるため、路線の拡充や顧客獲得は大命題で、グループ化による経営体質の強化もその現れの様だ。


海南航空としては既に「関空-海口線」が就航しているが、関空や中部国際辺りと中国の地方都市を直接結ぶ「玄人好みの国際線」を飛ばしてもらえたら嬉しい。

足止め・引き返しの僅かな危険性

年に数回だがこんな出来事がある。


日本から中国へ飛んだ飛行機が、人民解放軍のいきなりの軍事演習で、中国内の目的地に着陸できずに、日本に引き返したり、数時間遅れで到着するというモノだ。


指揮命令系統が違うので、航空会社側に事前の通知が無く、近くまで行っていざ着陸になった時点で、許可が下りないこともあるらしい。


アモイへの便がよく足止めを食っている。あの辺りは台湾が目の前にあるため、軍事的にも重要なエリアになっているらしい。


福州も長楽に新空港ができるまでは、軍と兼用の空港だったので、よく遅延があったのを思い出す。それに離陸するときは、飛行機の窓を閉めろとか、アナウンスでよく言われたものだ。


航空会社にたてついても、こればかりは仕方がない。


運が悪かったと諦めるしかないが、乗っている乗客にしてみたら怒りの矛先が見つからないだろう。

いつまで続く燃料費アップ・中国国内線

2006年9月1日搭乗分から中国国内線の全てで燃料費が改定された。

詳細は以下の通り


飛行距離800キロ未満 1区間 30元から 60元へ改定
     
飛行距離800キロ以上 1区間 60元から 100元へ改定


注意したいのは、1区間に対しての加算価格ということ。往復ならその倍の料金が加算される。
逃げようが無いのだが、日本国内から上海や北京経由で国内線乗り継ぎでも、この分が上乗せになるので注意したい。